オフィスや飲食店でみる「業務用エアコン」の種類やクリーニング方法について
毎日暑い日が続く夏場や、ひんやりと冷たい冷気が漂う冬にヒーター代わりに「エアコン」を使うということがありますよね。一般的な家庭であれば、エアコンを多用したあとにクリーニングをしたり、頻繁に使うまえのタイミングで一気にクリーニングをしたりということがあるでしょう。
それでは、オフィスや商業施設といった普段からよく「業務用エアコン」を使う場所や、一日中つけっぱなしという環境では一体どうすればいいのでしょうか。
そこで今回は、業務用エアコンを多用するといった環境にいる方必見の、業務用エアコンの種類やクリーニング方法の主な流れについてご紹介します。
目次
クリーニング方法はエアコンの種類によって異なる!?
業務用エアコンのクリーニング方法は、エアコンの機種や種類によって大きく異なります。
種類によって部分的に分解をしてクリーニングすることもあれば、エアコンを壁から取り外して部品単位までクリーニングすることもあるなど清掃方法を工夫することもできます。選ぶ清掃方法によって、洗浄による汚れの落ち具合にも差が生じるのです。
部品まで取り外して洗浄したほうがキレイになる!
天井に装着している業務用エアコンの場合は、取り外せるパーツを分解してからクリーニングをするようになるので、その分作業時間も長くなりますし、それと同時にサービス料金も高額になります。
それでも、部品単位までキレイに洗浄することができるため、汚れの除去率は簡易クリーニングよりも高くなるといえます。
エアコンの清掃方法によってメリットやデメリットがあるので、清掃業者によく相談したうえで最適な方法を選ぶようにしましょう。
業務用エアコンの主な種類について!
一口に業務用エアコンといっても、以下のようにいろいろと種類があります。
天井埋め込みダクトタイプ
・・・天井のなかに埋め込んで使用するエアコンであり、本体と空調の吹き出し口と吸い込み口が分離しているのが特徴です。
天井カセットタイプ
・・・天井の中に埋め込んで使用するエアコンであり、それぞれ吹き出し口の数が異なり、ラウンドフローは吹き出し口が360℃になっています。4方向、2方向、1方向、ラウンドフローなど、さらにタイプが分けられています。
天井吊り形タイプ
・・・その名のとおり天井に吊ってあるエアコンです。天井や壁に埋め込みタイプにくらべると設置方法が簡単です。
壁掛けタイプ
・・・家庭用エアコンでよくある壁掛けタイプは、一般的な業務用エアコンよりもサイズが小さいことから、比較的小さなオフィスや店舗に設置するのが向いているエアコンです。
床置形タイプ
・・・天井設置ができないときや、設置費用を抑えたいときに使用されるエアコンです。天井に埋め込まれていないことから、クリーニングやお手入れもするのも簡単で便利です。
業務用エアコンの主なクリーニング手順について
以下は、天井埋め込みタイプの業務用エアコンをクリーニングするときの主な手順についてです。構造が複雑なエアコンなので、ハウスクリーニング業者に依頼してクリーニングしてもらいましょう。
手順1:養生と動作確認
天井に埋め込まれたエアコンを洗浄すると、水や汚れが散らばります。そのため、エアコンの下やその周囲にあるデスクや電化製品などをしっかり養生して、その後エアコンが正常に動作するかを確認します。
手順2:分解・パーツを取り外す
エアコンのパーツを分解して取り外します。取り外すパーツは外側のカバーやフィルター、ドレンパン、ドレンポンプなどです。その後、取り外したパーツはキレイに洗浄をします。
手順3:エアコン内部を洗浄する
パーツなどを分解したあとは、エココン内部に水が入らないように電気回路やモーター、制御といった箇所をきちんと養生します。エアコン内部にもホコリやカビ、油、煙草のヤニなどの汚れがついているため、高圧洗浄機で汚れをキレイに落とします。
手順4:組み立て・動作確認
高圧洗浄が完了したあとは部分的なパーツもよく拭いて乾燥させ、再度エアコン内部のパーツを組み立てます。その後、正常に動作するかを確認します。
手順5:養生を取り外し作業完了
動作確認が終わりきちんと作動したあとは、養生を取り外してすべての作業が完了です。作業完了後のアフターサポートの有無は、事前に確認しておくようにしましょう。
まとめ
業務用エアコンは、機種や取り付けられた場所によって清掃方法が異なります。そのため、定期的にクリーニングをするためにはハウスクリーニング業者に依頼して専門の清掃スタッフに任せるのが一番です。
エアコンなどの空調を清潔に保つことで、そこで働く社員の健康を守ることにもつながりますし、お店に入ってきたお客さまにも良い印象を持ってもらえるはずです。