身近にあるのにうまく使えてない人が多い!?「クエン酸」をハウスクリーニングに活用する方法とは?
みなさん、「クエン酸」ってご存知ですか。
名前は聞いたことがあるけど、ハウスクリーニングとどう関係しているのか不思議に思う方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、案外身近な存在のクエン酸を自宅でできるハウスクリーニングに活用する方法をご紹介していきます。
目次
クエン酸の作用やハウスクリーニングで使える箇所
「クエン酸」とは、柑橘類(果物や梅干しなど)に多く含まれる酸性成分であり、汚れの除去や殺菌効果など、ハウスクリーニングをするときにも効果的な掃除アイテムです。
《クエン酸の作用について》
クエン酸には、以下のような作用があります。
・中和作用(アルカリ性を中和させる、水垢やカルキ成分を分解する効果)
・除菌作用(バイ菌の繁殖を抑えて清潔感を保つための効果)
・消臭作用(アンモニア臭を中和させて消臭する効果、クエン酸は無臭です)
《クエン酸が使えるクリーニング箇所》
クエン酸の効果が最も発揮されるのは、「水垢」が付着しやすい水周りや、トイレについてしまう頑固な「尿石汚れ」、浴槽につきやすい石鹸カス、洗濯槽の内側に蓄積する「炭酸カルシウム汚れ」、さらには「カビの繁殖」や「臭い」が気になる箇所などです。
クエン酸の効果を応用して、以下のような箇所のハウスクリーニングに活用することができます。
キッチン周り:シンク、排水溝、ガスコンロ、電気ポット、食器洗浄機など
トイレ:便座、便器、床、壁など
浴室周り/洗面台:浴槽、床、壁、蛇口、鏡、排水溝など
リビング:カーテン、ソファー、ペットシーツなど
お得なクエン酸スプレーはお掃除に使えて便利!
クエン酸は聞いたことがあったけど使ったことはないという人は、ぜひ一度「クエン酸スプレー」を作ってお掃除活用してみてください。
<用意するもの>
・掃除用クエン酸(小さじ2)
・スプレーボトル(100円均一などに売られているモノでOK)
・水250ml
<クエン酸スプレーの作り方>
スプレーボトルにクエン酸を入れて、さらに水を250ml加えます。スプレーボトルにキャップをして、クエン酸が溶けるまでよく振って混ぜます。汚れの状態に応じてクエン酸の量を増やすこともできます。
【注意】
クエン酸は酸性成分なので、塩素系の洗剤とは絶対に混ぜてはいけません!有毒ガスを発生させてしまい非常に危険です!
<クエン酸スプレーの効果的な使い方>
クエン酸スプレーは、汚れの状態に応じで使用方法を工夫することができます。
軽い汚れのときには、汚れている箇所に直接スプレーをして、雑巾や布巾で汚れを落とします。そのときは、乾いた雑巾を使って乾拭きしましょう。
ひどい汚れのときには、洗剤などで汚れを落としてから、除菌や消臭など仕上げ目的でクエン酸スプレーを使うと効果的です。
汚れている箇所に直接スプレーをかけてもいいですし、布巾やスポンジに一旦クエン酸スプレーを吹きかけてから汚れている箇所を磨くこともできます。
クエン酸スプレーを吹きかけて湿らせたキッチンペーパーを、頑固な汚れに巻いてパック洗浄するのも効果的ですよ。
クエン酸ハウスクリーニングの注意点
クエン酸をハウスクリーニングに使うときには、正しい取扱い方法を必ず守りましょう。「クエン酸ハウスクリーニングの注意点」は以下の通りです。
①塩素系の洗剤に絶対混ぜない!
塩素系の漂白剤やカビ取り剤のような塩素系洗剤と、クエン酸を混ぜると有毒ガスが発生し非常に危険ですので絶対に混ぜてはいけません。
小さなお子さまがいるご家庭では、クエン酸をはじめ、洗剤などは子どもの手が届かないところで保管しましょう。
②大理石の汚れに使用しない!
大理石の主成分は炭酸カルシウムです。
大理石についた汚れを落とそうとクエン酸を使ってしまうと、汚れだけでなく大理石も溶かしてしまうので注意が必要です。
③油汚れや皮質汚れには向いていない!
水垢や石鹸カスなどのアルカリ性の汚れに効果がある酸性のクエン酸ですが、油汚れや皮脂といった同じ酸性の汚れには不向きです。
酸性の汚れにはクエン酸ではなく、アルカリ性の重曹を使ったほうが効果的です。
④金属は錆びてしまう!
鉄や銅などの金属にクエン酸を使うと錆びる可能性があるので注意しましょう。
まとめ
クエン酸と家にあるようなものを使って、簡単に自宅ハウスクリーニングに活用できる「クエン酸スプレー」が作れます。
お掃除が得意な人は、汚れによって落とし方が違ったり、掃除道具を工夫したりすることができます。そのため、クエン酸スプレーがあれば軽い汚れであれば楽々に落とすことができますし、毎回のお掃除が簡単になります。
クエン酸の正しい使い方を守りながら、効果的にお掃除に活用していきましょう!!